2024.10.01
毎年10月はピンクリボン運動月間です。ピンクリボン運動は、乳がん検診の早期受診をよびかけ、早期発見・予防・治療を推進する活動です。ぜひご自身はもちろん、ご家族や大切な人のためにも知っていただけると嬉しいです。
ピンクリボン運動は、1980年代にアメリカで始まりました。乳がんで亡くなった方のご家族が、「このような悲劇が繰り返されないように」と願いを込めて、ピンクのリボンを作ったことに由来しています。
日本でも医療機関やNPO法人が中心となって、全国各地に広がりをみせています。とくにピンクリボン運動月間である10月は、乳がんセミナーやウォーキングイベントなどが開催されています。
乳がんのセルフチェック方法をご紹介します。乳がん患者さんの約半数は、ご自身で乳房の異変を見つけているそうです(NPO法人日本乳がんピンクリボン運動J.POSHより)
セルフチェックのタイミングは、月経終了後1週間~10日の間がベストです。月経中はホルモンの影響で、バストが張っていることがあります。
①みる
上半身はだかになって、鏡の前に立ちます。頭の後ろで手を組み、色や形をチェック!「くぼみ」「ふくらみ」「ただれ」「変色」「ひきつれ」はありませんか?
②さわる
しこりや痛みがないか、指の腹でさわって確認しましょう。4本の指で円を描くように、軽く乳房をなでます。全体をまんべんなく確認してください。
③つまむ
乳頭の根元を軽くつまんで、分泌物がないか調べましょう。血が混じっていませんか?
④おやすみ前に
仰向けに寝て、背中の下にうすい枕かクッションなどをはさみます。乳房や脇の下にしこりがないか調べます。
しこりや痛み、皮膚の変化など、普段と違う点があった場合は、すぐに医師に相談しましょう。定期的にチェックして、少しの変化にも気づきやすくなります。
また早期発見と予防のためにも、年に一度は乳がん検診の受診がおすすめです。大切なご自身の体と向き合う時間をとってみてくださいね。